OmmWriterとかいうテキストエディタを全力で紹介する。
素敵なテキストエディタを見つけたので、紹介したい。普段文章書くときはsakuraeditor使ってんのだけど、これにはしびれた。
その名も、Ommwriter(リンク先英語)
言葉よりも紹介動画を見て頂いた方が速いかなーと思うので、どうぞ。(動画がやたらちっさいのでリンク先飛んで見たほうが見やすいかも)
動画で流れている音楽、タイプ音、これらすべてが、テキストエディタの機能だというのだから、驚きだよね。
つーわけで、
・OmmWriterとはなんぞや
・ダウンロードとインストール方法
・感想
の順で書いていくよー。
OmmWriterとはなんぞや
このテキストエディタは、どうやら集中して気を散らさずに文章を書く喜びを取り戻すために作成されたらしい。公式ページに紹介文があったから超意訳してみる。
OmmWriterの紹介
OmmWriterDanaはOmmWriterの新しいバージョンだ。君がもう既にOmmWriterユーザだってんなら、心配しないで大丈夫。変わった部分はごく僅かだからね。
それから、OmmWriterDanaは、WindowsとMac両方で利用可能だ。Windowsユーザの君も、心配はいらない。歓迎だ。(訳者註:もともとMac用に作られてたアプリケーションだったらしい)
昔、あるじいさんがこんなことを言ってた。"我々は「猿の心」のなすがままだ。絶え間なく枝から枝へと揺れている"と。 例えば、PCで文章書いてるときなんかに、沢山のウィンドウやアプリに興味惹かれちゃうこと、あるだろ?そういう時って、悲しいことにシステム的じゃない対応で、何とか仕事に集中しようとしてるのが現状じゃないか?
そんなときこそ、OmmWriterDanaだ。こいつは、コンピュータに奪わちまった俺たちの集中力を奪還しようっていう試みなのさ。
OmmWriterDanaはシンプルなテキストエディタだ。俺らと紙の間にあった密接な関係を取り戻し、書く喜びを取り戻すような、ね。こいつは、君の頭ん中の流れをスムーズにして、インスピレーションと君をもっと親密で素敵な関係してくれる。わかるだろ?
脚本家、ブロガー、ジャーナリスト、コピーライター、詩人、文章書くの楽しもうってあんたを、OmmWriterは歓迎する。
意訳の方向性を間違えた感を否めないけど、大体あってるはず。
まあ要するに、「他のことに気を奪われないで文章を書くことに集中できる、シンプルなテキストエディタ」だってことらしい。
確かに他のものに気を奪われる、っていうのはすごい分かる。例えば今俺は色々参照しながらsakuraeditorで文章書いているんだけど、パソコン上に誘惑が多くて困る。ついついそっち見ちゃうってことしょっちゅうあるしね。
で、OmmWriterはそんな気を散る要因から俺らを遠ざけるために、フルスクリーンで起動する。エレクトロニカっぽい音楽と、ノイズっぽい打鍵音、幻想的な背景が、インスピレーションを刺激する。文章と向き合うしかない状況を、OmmWriterは提供してくれる、という訳だ。
まあ、百聞は一見にしかず、ということで、とりあえずダウンロードしてみたらいいと思う。
ダウンロードとインストール方法
無料版と有料版があるんだけど、とりあえず無料版をダウンロードしちゃったらいいと思う。気に入ったら有料版買ったらいいです。
あと、Windowsを想定してるので、Macの人は脳内で補完してくれ。
1.公式ホームページにアクセス。左側の妙におしゃれなメニューから、「TRY THE NEW VERSION」ってとこをクリック。
2.上の枠内で自分の使ってるマシンを選択する。WindowsはPCね(多分勝手にむこうで判断して切り替えてくれるから選択しないでいいぽいけど)。そしたら、下線の「OmmWriterDana For〜〜」ってところをクリック。
3.アコーディオンで名前とメアドを入力する欄がにょろーんと出てくる。上から、「名前」、「メアド」、「メアド確認」、「アップデートあったらお知らせいる?」、「規約に同意しろよ」ってなってるので、必要項目入力、規約に同意するにチェック入れて、右のSENDってとこを押す。
4.メールが届いてると思うので、そのメールに記載されたアドレスからホームページへ。そこにダウンロードするリンクがあるのでダウンロードして解凍すべし。
5.Zipファイルを解凍すると、「ommwriter_setup_dana_i.exe」とかいうファイルが出てくるので、そいつを実行。したらインストール画面でてくる。Next押すと勝手にインストール始まる。(インストール先選べないの仕様なのかしら?)
6.インストール終わったよーって画面がでるので、Closeおして、インストール完了。
あとは、windowsボタン押して、すべてのプログラムから「OmmWriter」を探して実行すればめでたくOmmWriterが使用できるって寸法。
とりあえず使ってみて。もう言葉よりも使った方が何より速い。
感想など
OmmWriter素晴らしいです。UIのわかりやすさと、邪魔にならなさとか芸術的ですらある。いちいち細かいところに心配りがあるのも凄い。アプリケーション落とすとき、最小化するときも音楽がぶっつり途切れずフェードアウトするとか。メニューもそうね。スクロールバーが画面右側の分かりづらいところにひっそりと存在してるところとか。音楽もタイプ音も消せるとか。入力エリア自由に大きさ変えられるとか。これ作った人たちまじで凄いと思う。結構本気で驚いている。
それから、初期画面の幻想さは酷すぎる。これは俺のようなタイプの人間を殺しにかかってるとしか思えない。カジュアルに自殺するレベル。なにあの雪景色。なにあの世界の終わり。
音楽もいちいちクオリティ高い。個人的には3番が好き。途中で入ってくるピアノ、ストリングスの流れとかもう殺人的。死んだ。極上の冬エレクトロニカ略して冬トロニカ。これCDあんなら買う。これでテキストエディタとか言い出すのだからもうなんか意味が分からない。テキストエディタってなんだったっけ。
肝心の、文章に集中できるかどうか、ってことだけど、フルスクリーンで起動するってのが思いの外効果ある。なんせ時計すら消えるからな。けっこう右下の時計見てるらしい。今書いてて何度か右下気にしてて初めて気付いたけど。これは集中力切れがちな自分にはかなりいいツール。音楽やタイプ音背景も設定でいじれるので、その辺さえ初めに設定しちゃえばあとは黙々と書いていけるんじゃないでしょうか。
ただ、ネットで何かを参照しながら書こうとか、プログラミングには向いていない。純粋に日記を書こうとか、思考を文字にしようとか、そういう物書きにはとてもいいと思うけど。推敲なんかにも向いているかもしれない(とツイッタで言っている人がいました)。なもんで、用途によって普段使ってるエディタと使い分けたらいいのかなーと思う。
でもねー、そういうことよりなによりも、個人的に、凄くこのツール好きだなー。こんな紹介記事とか書いちゃうくらいに。すごいなー。記憶の中の存在しないはずの景色とかに悶絶できるタイプの人には特におすすめしたい。
OmmWriter、全力でオススメです。