夏休みしたい

 去年の八月の頭とかに書いたやつ。昔の記事上げ直そうとおもって読み返してたら中々悪くなかったのであげてみる。
 
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 あー中学生に戻って夏休みしたいです。

 秘密基地とかつくりたいです小学生的だけど。

 無駄にゲーセンとかいって絡まれたりしたいです。

 汗だくになりつつ部活とかやりたいです。

 あとプールとかに女の子と行こうとか無駄に画策したりしたいです。

 プールにいる大人のお姉さんの肉体とかにうひょーとか言いたいです。

 祭りに男友達と言ったら浴衣の好きな子がいてうっひょー超可愛いやべーとかなってたらなぜかそのグループと一緒に回ることになって友人が気を利かせて全員消え去ってそういうのとかいらねーうぜーでもありがとうとか思いながら歩いていたら隣歩くその子と手とかぶつかってどきーん☆ごめん////とかなったらそこでもう脳内音楽プレーヤーから「だっけっどきにっなるぅきのおよりもーずうっとー」って流れたりしたいです。

 でもネムイは親の仕事の都合で都会へと引っ越すことになって涙の別れとかするんだけどやっぱそのへんは中学生だからいい思い出としてネムイは都会で恋したりしなかったりしながら十余年の月日が流れて久々に地元に戻った大人ネムイが川で童心に帰って遊んでたら「え…ネムイ!?」とかって土手の上から声がするから見上げたら美しくなった昔好きだったその子がそこにはいて「え、もしかして○○」とかなって久しぶりの再会を懐かしみつつその子もなんだかんだで童心に帰り遊んでたら急な夕立ちに降られて昔よく秘密基地とかいって遊んだ森の中の小屋で雨宿りしてたらうっすら濡れたTシャツに透ける下着とかにあの頃には無かった女性の色気を感じたりとかしてたらいい雰囲気になって/////////とかしたいです。

 でも実はその子は既に人妻で旦那と上手くいっていないばかりか旦那のDVに悩まされているという衝撃的なカミングアウトをされ何か言葉を返そうとしたものの彼女は「こんなこと話してごめん」と言ってネムイが話し出そうとするのを遮り「折角久しぶりに会ったんだし笑顔でいたいじゃない」とかいうもんだから"それならこの時間くらい"と無駄にテンション高めてその日一日夜通し遊んで沢山笑って明け方に「またね」って彼女と別れるのだが笑う彼女の笑顔とか寂しげで本当にこれでよかったんだろうかとか思いながら煙草を吸って苦虫かみつぶしたような顔して舌打ちして都会へ帰って日常に戻りながらも何か物足りない日々を過ごしていたある日当時の友人から電話でその子が自殺したということを聞かされるのだが余りにも現実味を欠いた話過ぎて特に感情が動かずとりあえず会社に向かわなきゃって会社に向かって仕事して家に帰りポスト開けたら彼女から手紙が入ってて消印が自殺した日とかでそこにはなんでもない挨拶と中学の頃凄く好きだったとかあの日会えてよかったありがとうとか書いてあってそこで初めて全部が実感を伴って理解されて泣き崩れるとかはあまりにも悲惨だからもう本当やめようよこういうのやめようよ!!

何で最後こんな暗い話になっちゃったのか。

Listened Music : 『call past rain』 / World'sEndGirlfriends